なぞなぞ～ルドン「不思議な花」より～

『名画の詩集』

なぞなぞ

～ルドン「不思議な花」より～

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Odilon Redon|Strange Flower(Little Sister of the Poor)|1880|The Art Institute of Chicago

るるる
なぞなぞ　僕は　なんでしょう？

唄を歌うよ
るるる
別に　ちっとも楽たのしかない

ここにいるんだ
知らせるために　歌ってる

ぐいんって　茎が撓(たわ)んじゃう
ああもう　頭が重いったら
なんで僕の体って
こんなに　か細いんだろ

どんどん　どんどん
頭はパンパン
このままいったら
ぽっきり折れちゃうかもね

見てよ
荒野の世界に生えているのは
僕　たった一人
同じ奴なんて　いやしないんだ

るるる
なぞなぞの答えは　この僕

自尊心高めで　ひ弱で　頭でっかちな
画家の　小さな頃の姿

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【アンリ・ルソーの詩集】

【ルドンの詩集】

【クリムトの詩集】

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なぞなぞ
～ルドン「不思議(ふしぎ)な花(はな)」より～

るるる
なぞなぞ　僕(ぼく)は　なんでしょう？

唄(うた)を歌(うた)うよ
るるる
別(べつ)に　ちっとも楽(たの)しかない

ここにいるんだ
知(し)らせるために　歌(うた)ってる

ぐいんって　茎(くき)が撓(たわ)んじゃう
ああもう　頭(あたま)が重(おも)いったら
なんで僕(ぼく)の体(からだ)って
こんなに　か細(ぼそ)いんだろ

どんどん　どんどん
頭(あたま)はパンパン
このままいったら
ぽっきり折(お)れちゃうかもね

見(み)てよ
荒野(こうや)の世界(せかい)に生(は)えているのは
僕(ぼく)　たった一人(ひとり)
同(おな)じ奴(やつ)なんて　いやしないんだ

るるる
なぞなぞの答(こた)えは　この僕(ぼく)

自尊(じそん)心(しん)高(たか)めで　ひ弱(よわ)で　頭(あたま)でっかちな
画家(がか)の　小(ちい)さな頃(ころ)の姿(すがた)

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