『名画の詩集』
ユディト
~クリムト「ユディトⅠ」より~
アッシリア軍に包囲された、ユダヤの町ベトリア。
美貌の未亡人ユディトは、諦めて降伏しようとする町長に申し出た。
「私が、敵陣に乗り込み、油断させて、総大将ホロフェルネスを討ち取って参ります」
当サイトは広告を利用しています プライバシーポリシー ※著作権フリーの画像を掲載しています
「か弱い女」が
本当に弱いのか
血の滴る生首が 戦利品
か細い指で それを掲げて
もしも この肉体も
色気も 媚も
か弱さでさえ
全てを叩き込むとしたら
きっと 男と女は イーブンに戦える
「祖国のため」
なんて
男だって実はどうだっていいんでしょ?
命を支配する恍惚
それを感じる場所が
男と女で違うだけ
『名画の詩集』 こちらもどうぞ↓
【アンリ・ルソーの詩集】
【ルドンの詩集】
【クリムトの詩集】
随時、更新していきます。お楽しみに!
読んで下さって、有難うございます! 以下のサイトあてに感想・評価・スキなどをお寄せ頂けましたら、とても嬉しいです。
↓ロゴ画像から各サイトの著者ページへと移動します↓
ランキングサイトにも参加しています。
クリックすると応援になります。どうぞよろしくお願いします↓
総フリガナ版は、こちら↓
ユディト
~クリムト「ユディトⅠ」より~
アッシリア軍に包囲された、ユダヤの町ベトリア。
美貌の未亡人ユディトは、諦めて降伏しようとする町長に申し出た。
「私が、敵陣に乗り込み、油断させて、総大将ホロフェルネスを討ち取って参ります」
「か弱い女」が
本当に弱いのか
血の滴る生首が 戦利品
か細い指で それを掲げて
もしも この肉体も
色気も 媚も
か弱さでさえ
全てを叩き込むとしたら
きっと 男と女は イーブンに戦える
「祖国のため」
なんて
男だって実はどうだっていいんでしょ?
命を支配する恍惚
それを感じる場所が
男と女で違うだけ